ハッピーコンクリート

踊っていきます

0711

ピザパした。何曜日にしたか忘れちゃった。思い出すからちょっと待ってね。

思い出した。土曜の夜!空は晴れてた。八王子駅で乗り換えて桜木町行きの電車に乗った。2年くらい前までは世界に中央線しか存在しないと思ってた。中央線に乗ればどこへでも行けるだろ、こんな世の中。とか思っていた。そんな私がいまは何線かもわからない電車で、インターネットで知り合った友達に会いに行くんだよ。すごいことだな。

改札を出たら友達2人が立っていた。2人の顔、もう3万回は見たな。もう1人ともすぐに合流して、4人でスーパーに向かった。

20歳になったばっかの友達がスーパーで酒を選んでいる。いいなあ。わたしは麦茶にしようか、伊右衛門にしようか、綾鷹にしようか隣で迷っているのに。これが人生なのか?

これ美味しかったんだよ、って言ってたサワー、わたしが20歳になった頃にもまだ売ってるかな。絶対に飲みたい。あと3年。

このスーパーにスイカバーはなかった。みかんのおさけの大きいやつだけがあった。大きいやつだけが。

友達の家に行ったら友達の匂いがした。友達のママをはじめて見た。小学校のときの保健室の先生に似ていた。

ピザ食べる前におにぎりとアイスとファミチキ食べた。文字にした時のカロリーが高すぎるだろ。意味がわからない。きっと高校生の胃袋って油まみれだ。サラダなんか食べた日には死ぬ。

ピザのみみのなかにチーズが入ってた。今どきのピザはすごい。これなら毎日たべたいなとおもった。

お酒がまわりはじめたころ、ルービックキューブを得意とする友達が焦点のあっていない目でルービックキューブをまわしていて面白かった。「これ、おれもう、人生で何回やれって言われるんだよ〜」って笑ってた。何回でもやってほしい。何回見てもすごかったから。

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(友達のTwitterから勝手に画像を借りました、ごめんなさい)

 

友達のベッドの上で恋と依存の話をした。恋と依存の違いってなんだと思う?なんだろうね。わからないよね。でもおれはわたしはこう思うんだよ。なんでピザ食べた後にそんなカロリー高い会話してるんだろう。酔ってると何もわからなくなる。らしい。たしかに、考えても何もわからなかった。

濃い日だった。友だち2人に見送られて駅まで行った。駅のホームには屋根がついているのに、なぜかそこにも雨が降っていて、全く理解できないまま立ち尽くしていたら顔から足まできちんと濡れた。電車の中で1回だけくしゃみをしてしまった。周りの目がいたかった。

恋の話をするとどうしても帰るのが憂鬱になってしまう。恋は外にしかないだろ。なんで好きな人の家に帰らずに実家に帰るんだ。なんで友達と夜通し恋の話をできないんだ。意味わからんな、17歳って。ため息が止まらん。

自分が言ったことが数ヶ月後、数週間後の自分の首をしめることがよくある。気がする。素直でいることだけがいいとは思わないけど、自分が苦しくならないためには素直でいたいぞ!とおもう。いま‘’素直でいたい”と打ったら‘’素直で痛い”に変換されちゃった。Simejiよ、お前のこと、けっして嫌いじゃないよ。

ちなみに今自分の首を絞めているのは6日前の自分である。例えるなら40代の男性の手(標準より少し大きめの)が首にまわっていて、力を入れられてるときくらいの苦しい思いをしているけれど(これで伝わるかはまったくわからない)、自業自得で、これは他人を嫌な気持ちにさせた代償だともおもう。抵抗しないことが利口。今韻踏んだ?

いま鏡みて思い出したけど、最近眼球が青白くなってきた。画面の見すぎかとスクリーンタイムをみたらわたしは1日平均10時間スマホを見ているらしい。信じられないよ。何をそんなに見るものがあるんだよ。

一瞬頭を抱えたが、最近ぺこぱチャンネルを初投稿の動画から再生しながら勉強してることを思い出して冷静になった。今日から画面見るのは5時間までにしよう。ちなみにわたしのおすすめは松陰寺太勇と松井勇太が漫才をしている動画で、1度みてほしい。ピューウ。

さて、わたしはお風呂に入ってこようとおもいますが、君はどうしますか。もう少しTwitter見てから寝る感じですか?そっか、そうなんだね。じゃあまたね。うんうん。おやすみなさい。

 

 

0404

「みなさんこんばんは、今日もやってまいりました、まともちゃんのオールナイトニッポン!今夜は特別なゲストをお呼びしております クソデカ孤独さんです〜」「 こんばんは クソデカ孤独です〜よろしくお願いします!」「よろしくお願いします〜クソデカ孤独さんは深夜にだけ出没するでお馴染みですね!」「そうですね まあ僕は夜行性というか笑基本的に夜が好きなので。」「そうなんですね〜たまったもんじゃないですね 」「みなさんそう言います笑ふとした瞬間に、あ、今だなと思うことがあるんですよね。」「ふとした瞬間とは?」「うーん、そうだな、Twitterを何回更新しても新しいツイートが出なくなった深夜3時頃、とかですね 」「なるほど〜。クソデカ孤独さんは最初からクソデカだったんですか?」「あ、いえ、僕は本当に小さな孤独だったんです。もう、アルフォートくらいの笑」「そうだったんですね!それがどうしてそんなに大きな孤独になったんですか?」「 うーん やっぱり、インターネットをはじめた事が大きいかもしれません。」「インターネット。」「 はい。最初はもう少し小さくなりたかったんです。メダカくらいの孤独になりたくて。ただ、インターネットの人間に触れて、ぼくの相方である「愛情」が大きくなるにつれ、それに比例してボクもデカくなったんです。」「それはどうしてですか?」「わかりません。ただ、夜になって愛情が眠りにつくとどうしても僕は起きてしまうんです。夜泣きをしてしまうんです。」「赤ちゃんなんですね。」「そうかもしれません。」「なるほど。興味深いです。」「ぼくも、このメカニズムはいつか研究したいと思っています。」「そんなクソデカ孤独さんですが、最近よく聴いてる曲があるそうですね。」「はい。羊文学さんのエンディングという曲です。」「これはどんな曲なんですか?」「もう君のことを考えるのをやめようという曲です。でもやめようとかやめたとか言ってるうちはやめられてない感じがしますね。どこへも行けずに夕陽を見るとか、そういう曲です。」「なるほど。全然わかりませんけどね!ではここで1曲流そうと思います。羊文学で、エンディング」

十五才

わたしは中学のうち二年半くらいは学校に行っていなくて、毎晩チャットルーム(響き懐かしすぎ)に入り浸って同じような境遇の子と抱き合って眠るゴミみたいな生活を送ってた。(それに関しては今と大差ないね)

ある日もうちょっと生産的なことをしてみたら、とお父さんにいわれてからは、手始めに家にある大量のDVDを漁って観ていた。まずはジブリから手を出して、それから寅さんを何作かみて、知り合いに借りたキャッチ・ミー・イフユーキャンを観終わったあたりに、埃をかぶった「十五才」のDVDをみつけた。

「半年前から登校拒否を続ける十五才の大介が、家族に何も言わずに家を出て、ヒッチハイク屋久島を目指す」というストーリーだった。

お母さんにオススメされたし観るか〜てか山田洋次って誰?って思いながら観た。

号泣した。

中学三年生の彼が、車に乗せてくれた大人の価値観に触れて少しずつ成長していく姿がもう、わたしの光だったと言っても過言ではなかった、あの時は。

涙でボロボロになった私の顔を見ながらお母さんは笑っていた。まひろは絶対泣くと思った!と言っていた。

私が好きなのは、大介を車に乗せてくれた長距離トラックの運転手の佐々木さんが別れ際「兄ちゃん、十五才か!いいなあっ」て言うシーン。大介がもつ若さ特有の勢いと迷いみたいなものをその言葉だけで受け入れてくれた気がして泣いた。あのセリフに救われた人は私だけじゃないとおもう。

わたしは当時、学校に行きたくない理由が自分でも分からなかった。ただ毎朝制服を着てリュックを背負って玄関まで行っても、そこから1歩も足が動かなくなることがよくあった。他人から見たら甘えだったと思う、今の私も甘えだと言ってしまえば、あの頃の私は浮かばれないけど。その時は学校は敵だと思っていたし中学校は受け入れられないものの方が多かった。 行かなくちゃいけないのになんで行けないんだろうって毎朝泣き喚いてたし、十四才の混沌ってもうそれはそれは泥沼だった。だから大介や登場人物たちが自分と一緒に悩んでくれてるみたいでほっとしたんだろうな〜とおもった。

ネタバレしたくないからその後の展開を書けないけど、とにかく登場人物がみんなあったかくて最高なので観てほしい・・・・・・。毎日布団とトイレを往復しているだけだったわたしが少しずつ外に出始めたのも十五才の影響だった。観た直後は屋久島行きたい!とかも思ってたけど、毎日雨が降ってるって聞いて辞めた記憶がある笑

あと金井勇太さんが大介演じてる時の顔が最高に好きなんだけど、さっき調べたら「第二子うまれました」って題名のブログが出てきて笑った。第二子産まれてた。

ちなみに十五才は2000年公開だった。わたし公開した時産まれてもなかった、めっちゃウケるね。

十七才になった今でも十五才の大介の背中をずっと追いかけてる気分なので、大介と肩を並べられるのはもう少し先かもしれない!

肩並べたすぎ〜!人生がんばろ〜〜〜〜〜!

1122

 

なんで朝って憂鬱なんでしょうか。バイト先の社員さんに聞いた。肉まんなくなってるから売り場に出しといて、って言われた。了解。
なんで昼ってお腹空くんだろうね。バイト先の友達Aに聞いた。朝ごはん食べなかったからじゃない?ちゃんと食べなよ。今日なに食べた?って言われた。何食べたと思う?何食べたんだろう。覚えてないんだ実は。そっか。おばあちゃんじゃん。了解。
なんでこんなに夜は切なくなるんですかって山口一郎にたずねた。バッハの旋律を夜に聴いたせいっぽい。そうなんですね。
 
もう何も歌わないで。だれかBGM止めて。そのバンドもういいから。彼の歌声を聴かせてよ。
ロックンロールは鳴り止まなかった。BGMは髭男の宿命に切り替わった。わたしが求める彼は髭男のことじゃなかったけど。残念。
宿命。肉まんを補充しにバックヤードに向かった。体調不良で帰るらしい友達Bが笑顔でお疲れ様でしたって言った。
さようなら。お元気で。売り場でうんこ漏らして死んでください。
 
私は死体で発見された。売り場で居眠りしてるかと思いきや死んでいた。あの友達Bは私だった。この死は呼吸の代償なんだと思った。今までありがとう。お元気で。